廊下が低下させる○○
2024.1.12お金・設計・仕様
基本的には、出来るだけ「廊下」をつくらないようにしながら
家を建てることをおすすめしています。
ただ通るだけの機能しか持たない廊下といっても
つくるためには部屋や収納と
同じだけのコストがかかるからです。
その上、廊下はこれからお伝えする
大切な機能を低下させる原因にもつながるからです。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
では廊下が低下させる機能とは何か?
それは「断熱性と気密性」です。
とは言っても、廊下があるからこれらの機能が低下する
という意味合いではなく、
廊下があることによってその本質的な良さを殺してしまう
という意味合いです。
高断熱化する意味は、
外の空気の影響を受けにくくすること。
つまり、昔の家みたいに
「外と中の気温がほぼ一緒・・」というような状況をなくすためですね。
そして、高気密化する意味は、
中の空気を外に逃さないようにすること。
つまり、昔の家みたいに
「エアコンつけてても全然あたたまらない・・」という状況をなくすためですね。
この2つの相乗効果によって
家の中全体に空気が行き届きやすくなり、
どこにいてもそれほど温度差がない住まいとなる
という仕組みなのですが、
この素晴らしい機能を殺してしまうのが実は廊下です。
廊下へと通じるドアは締め切ってしまいやすいからです。
つまり、そこで空気の流れを断ち切ってしまうというわけですね。
たとえ、ドアの下から多少は空気が
流れるようになっているとはいえ、です。
この観点にも注意しながら
家づくりをしていただけたらと思います。
では、また。