数十年後の姿を想像しながら
2023.12.28お金・設計・仕様
誠に勝手ではございますが、
下記日程を年末年始休業とさせていただきます。
年末年始休業期間
2023年12月29日(金)〜 2024年1月5日(金)
休業期間中にいただいたお問合せについては、
2024年1月9日(火)以降に順次、回答させていただきます。
大変ご不便をお掛けしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。
私自身、二児の父であり
日々、試行錯誤をしながらの
子育て真っ最中の身ですので、
「子育てとは」と、偉そうに語ることはできません。
でも、家づくりに携わり、
様々なライフステージの方から相談を受けた経験によって
少し違った視点で子育てを見ているような気もしています。
三協建設 堀内です。こんにちは。
家づくりを考えるキッカケとして、お子さんが生まれたり
お子さんの成長に伴って考えるようになった
という方も多いことでしょう。
そんなときに、あなたがイメージされるのは
今の家族の暮らしの様子や、
今は赤ちゃんやよちよち歩きのお子さんが
幼稚園や保育園に通うくらいに成長された姿だったり、
今は幼稚園や保育園に通っているお子さんが
小学生になった姿だったりするのではないでしょうか。
今とちょっと先の未来はイメージしやすいですし、
今、実際に暮らしの中で困っていることを解決したい!という思いから、
叶えたい要望も明確にしやすいですよね。
だから、その要望を叶えた家はきっとお子さんと暮らす
十数年くらいは満足のいく家であると思うんです。
でも、あなたが建てた家に暮らすのは十数年だけではありません。
私は家について、様々なライフステージの方からご相談を受けるのですが、
ご相談を受けるということは、家に何か困りごとを感じてらっしゃったり
家に対して何か不満をお持ちである場合が多いです。
そして、このご相談を受ける年代として一番多いのが
『お子さんが巣立った後』のご夫婦です。
家を建てる時にイメージしていたお子さんと一緒に暮らす家から、
夫婦二人で暮らす家に変わることによって、
また、家を建てる時には若く、元気だったとしても
徐々に老いていくことによって、
想定していなかった様々な困り事が出てくる場合が多いのです。
そして、子育てをしている期間よりも、
子どもが巣立った後の期間の方がずっと長いものです。
「子育て」というと、今、目の前にいる小さなお子さんと
ずっと一緒の暮らしが続くような気がしてしまうものですが、
子どもはいつかは巣立っていくものです。
子どもが親と一緒に過ごす期間は、
言ってみれば、大人になり自立するための準備期間ですよね。
そして、大人になった後の人生の方が長いものになります。
家づくりに携わる中で、お子さんが巣立った後の方からの
ご相談を受けることによって、自然と、
何かを考える際に、見ている期間が
長いスパンを対象とするようになりました。
「子育て中」ではなく、
「人生全体における、この期間」という
視点で見ると、今だけのことではなく
先々のことまで踏まえた上で
道すじが見えてくるような気がします。
子育ても、家についても、
10年後のことだけでなく、
20年後、30年後、40年後の姿も想像しながら
今、なにができるか?を
来年も考えていきたいと思っております。
今とちょっと先のためだけの家づくりではなく
生涯において幸せに暮らすための家づくりを
一人でも多くの方に一緒に考えていただきたいという思いで
発信させていただいております当ブログですが
年内の更新は本日が最終となります。
読んでくださっている皆様、誠にありがとうございます。
来年も、「家づくり」や「暮らし」について
色々な角度からお伝えしていければ、と考えておりますので
よろしくお願い致します。
どうぞ良いお年をお迎えください。