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住宅予算を考える「前」に

2023.12.18
お金・設計・仕様

家づくりを具体的に進める前に「資金計画」をすることは

どこの住宅会社でも当たり前になりつつありますが、

この資金計画をするにあたり、なにより大事なことが

「何を根拠に決めたのか?」です。

 

この根拠をご自身でしっかり把握していないと、

知らず知らずのうちに予算が上がってしまいやすいからです。

 

とりわけ原材料費のインフレによって

建築コストが上がりつつある現在は、

その度合いも大きくなりがちなので、

どこまでなら大丈夫でどこからがダメなのかのラインを

ご自身が理解しておけるように

資金計画をする前に一手間かけていただくことをオススメしています。

 

こんにちは。シンプルノート熱田・一宮スタジオ 堀内です。

今回は、「資金計画の前準備」についてお伝えしていきたいと思います。

【家計の収支と今後を考える】

現実を直視することって、面倒だし、落ち込むような面もあるし

できれば避けて通りたい部分だったりしますよね。

正確に収入や支出を把握したくない・・・という気持ちもよくわかります。

しかし家を建てる時、まずここから始めるべきなのは間違いありません。

 

どれくらいずつ収入があって、

その中で何にどれくらいお金を使っていて、

どれくらいを貯金や保険に回しているのかを

全て洗い出して把握するということですね。

 

出費の内訳としては、

家賃、駐車場代、電気代、ガス代、水道代(下水道代)、家の家財保険代、

車のローン、ガソリン代、車検代、車の保険代、車の税金、車のメンテ代、

習い事代(塾代)、携帯代、ネット&TV代、美容室代、外食代、衣料品代、

旅行代、サブスク代(音楽・本・新聞・映画など)、食料品代、日用品代、

小遣い、貯金、生命保険代、医療保険代、学資保険代、

といったところでしょうかね。

あと奨学金がある場合、そのローン返済も忘れてはいけません。

 

まずはこれらにどれくらいお金がかかっているのか

ある程度正確に把握することから始めていただければと思います。

 

そして、次に考えていただきたいのが、

今後はもっと出費が増えるということと、

家を持つとさらに出費が増えるということです。

 

出費が増える理由は、子どもの成長と共に

食費・旅費・習い事や塾代・携帯代などが高くなるからです。

 

例えば、お出かけの際に

小さなお子さんですと、無料だったり半額以下だったりする

交通費、入場料、宿泊費をはじめとする各種料金も

成長とともに、驚くほど上がっていきますので、

同じようにお出かけをしても、かかる費用は雲泥の差です。

(小学生の子を持つ一人の父親の体験に基づく心からの声です)

 

その上、大学の進学先によっては

学費の他に、家賃と生活費も必要になってくるので、

早い段階からその備えをしていかないと

家計が火の車になるのは必至です。

 

また、家を持ったからには当然

維持していくためのお金も必要となります。

 

まず、4月に納税通知が届く固定資産税。

次に、火災保険。そして地震保険。

そして、定期的な外壁塗り替え費用。

さらに、水回りの入れ替えに伴う修繕工事。

最後に、家電製品の買い替え費用。

 

これらが家を持っている限り必要となるコストなので

これらの資金のことまで考慮した上で

住宅予算を考える必要があるわけです。

 

単純に今の家賃と比較して、払えるかどうか?判断するような

危険な賭けだけは絶対にしないでもらえたらと思います。

 

家計の収支と今後の必要経費を全てテーブルの上に出し

把握した上で住宅予算を決めるというのは、

面倒ですし、手間がかかりますし、気が乗らないかもしれません。

 

「収入はだいたいこのくらいです。支出はざっくりこのくらいです。

これで大体のわたしの住宅予算を教えてください。」

と、誰かに丸投げしたくなる気持ちも分かります。

 

でも、住宅予算の根拠をあなた自身がしっかりと理解しているかどうかは

家づくりにおいて、非常に重要なことです。

一人では、向き合う自信がないという方、どうか安心してください。

私が、そばで伴走しますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

では、また。

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