小さな家についての間違った思い込み
2023.9.8お金・設計・仕様
一般的に家の大きさといえば「30坪が最低ラインで
35〜40坪ぐらいがポピュラー」だと思われていますが
25坪前後あれば子ども一人一人の部屋もとれるし、
ゆったりとしたLDKもつくれるし、
家族みんなで暮らすのに充分な広さが確保できます。
家を小さくしたら、その分家の価格も安くなりますし。
そうは言っても25坪前後の家を建てた方は
最初からその広さを希望していたか?と問われると実は違っていて、
多くの方が「35坪ぐらいの広さかな?」という希望からスタートし、
話をするにつれて25坪前後という広さに着地していったわけです。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
では、今回はコストを抑えながら
カッコ良くて住み心地の良い「平屋」を建てるために、
乗り越えるべき2つの壁についてお伝えしていきたいと思います。
✔️収納が少ないんじゃない?
まず1つ目の心理的な壁がこれです。
家を小さくすれば、
必然的に収納も少なくなってしまうんじゃないか
と考えてしまうのが当たり前ですからね。
しかし、家を小さくする場合でも
実は収納を減らす必要は全くありません。
例えば35坪から25坪まで縮めるとなると、
10坪(=20帖)何かを削ることになるのですが、
まず真っ先に削るのが「階段」です。
平屋にするなら階段はそもそも必要ないものですからね。
となると、実はこれだけで2坪(=4帖)も削ることが出来ます。
また、平屋にすればトイレも1つでいいし、
設計によって無駄な廊下もほとんど削ることが出来ます。
そして、これによってさらに2坪(=4帖)削ることが出来ます。
さらに、平屋になれば全ての部屋と収納が1階にあるため
2階建てのように余分な部屋を1階につくる必要がなくなります。
結果、部屋1室分、3坪(=6帖)を削ることが出来ます。
この他、寝室もただ寝るだけと考えるなら6帖もあれば充分だし、
子ども部屋も部屋そのものは4.5帖ずつあれば充分とすれば、
おそらくこれらを削ることによって
3坪(=6帖)ほど小さく出来るのではないかと思います。
そして、これら全てを合わせると10坪(=20帖)削れたわけですが、
さて、この中に「収納」は含まれていたでしょうか?
✔️住みにくいんじゃない?
そしてもう1つの心理的な壁が、
家が小さくなれば住みにくくなるのではないかということです。
しかし、これに関しても全く心配はありません。
先程お伝えしたように
まず「収納」不足に困ることもなければ、
平屋にすることによって家事時間がグンと短縮されます。
洗濯に関しては上下を行ったり来たりする必要がないし、
掃除に関してもお掃除ロボットを昼間動かしていたらそれで済んでしまいます。
また、子ども部屋が1階にあることによって
子どもたちに自分の部屋を活用してもらいやすくなるため、
そもそもリビングに子どものものが散らかる可能性がグンと低くなります。
つまり、片付けもいくらかラクチンになるというわけですね。
この他、シンプルノートでは「中庭」をつくることが多いのですが、
これによって明るさや開放感も高まれば
プライバシーも担保されるため格段に居心地が良くなるし、
なにより光や空を感じながら過ごすことが出来るので、
とても癒されるし、心豊かに過ごす時間もとりやすくなります。
いかがでしたか?
家を小さくしても収納不足に陥りそうだとも、
また住み心地が悪くなりそうだとも思えなかったのではないでしょうか?
というわけで、この2つの懸念点について
よりリアルにご理解いただくために
ぜひ実際の建物を見に来ていただければと思います。
では、また。