外観がシンプルな5つの理由
2023.9.4お金・設計・仕様
施工事例をご覧いただければお気付きになると思いますが
シンプルノートの家には正面に窓がありません。
そして、それが家の美しさを際立たせているのですが、
とはいえ、ただ単に美しさだけを追求しているのではなく
そこにはまた別の意味合いがあります。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
では、今回は5つあるその理由について
お伝えしていきたいと思います。
結論としては、
この5つ全てがうまく絡み合うことによって
住まいにとって大切な
居住性と経済性を高めているというお話です。
「理由1:汚れにくいから」
まず1つ目の理由がこれです。
外壁が汚れる最大の原因は、
窓や換気扇といった外壁から突起した部材です。
窓からたらーっと流れる垂れジミと
換気扇から出てくる黒ずんだ汚れですね。
なので、家の正面にそれらをつくらないことによって
そもそも汚れの原因を排除しているというわけです。
とりわけ北が正面になる場合は、
直射日光が当たらない分、
余計に汚れやすいですし。
そして、あまりにも汚れが目立つことになれば、
外壁の塗り替え頻度が高くなり、
維持管理コストが高くついてしまいます。
建てた後の維持管理費を少しでも抑えるためにも
汚れの原因を元から排除しているというわけです。
「理由2:間取りが分かりにくいから」
そして、2つ目の理由がこれです。
パッと見ただけで間取りが分かってしまう家より、
外からは間取りの想像がつかない家の方が、
安心して暮らせそうな気がしますよね?
「理由3:プライバシーが担保しやすいから」
3つ目の理由がこれです。
家の正面は何も建たないため光も採りやすいですが、
その分、外部からの視線も入ってきやすいという
隠れたデメリットがあります。
その視線を遮るために
カーテンを閉め切ってしまったら、
家の中が薄暗くなってしまいますからね。
これに関しては、特に注意しなければいけないのが、
南向きの日当たりが良い土地です。
南向きの土地の場合、
南からの光を家の中にたっぷり採り込みたいあまり、
大きな窓をたくさん正面につくってしまいがちですが、
そうなれば防犯性もプライバシー性も低くなりますよね。
家の中への光の採り込み方を工夫することによって
家の正面からの採光に頼らなくて
いいようにしているというわけなのです。
「理由4:意匠性を高めるため」
ちょっとカッコよく書いてみましたが、
要はデザイン性を高めるということです。
携帯電話や家具や車と同様に、
カッコ悪いデザインのものより
カッコ良いデザインの方が良いですよね。
あくまでこれに関しては、
理屈ではなく感覚的な要素となるので、
もちろんお好みによるとは思います。
でも、デザイン性を高めることは、
実は裏に隠された大きなメリットがあるんですよね。
「理由5:外構費用が安くなるから」
それが、この最後の理由です。
家のデザインが美しくなると、
庭に装飾をする必要がなくなります。
家そのものが美しい場合、
庭もそれに合わせてすっきりとシンプルに仕上げた方が、
家をより引き立ててくれるからです。
そしてその結果、
庭の予算を押し上げる余分な工事を
なくすことが出来ます。
また、防犯性とプライバシー性を
高めるための植栽や目隠しや塀などの
工事も必要なくなります。
デザイン性を高めることで、
庭にかける費用も、安くなるというわけです。
もちろん、必要以上に広い土地を購入すると
その分外構工事費用も高くなるので、
注意が必要です。
いかがでしたか?
端的に説明させていただきましたが、
シンプルノートの外観の理由を
大体ご理解いただけたでしょうか?
とはいえ、間取りが分かりにくい分、
家の中がどうなっているのかイメージしにくい部分も
あるかと思いますので、
もしよろしければ一度弊社のモデルハウスを
見にいらしていただければと思います。
では、また。