家づくりは理想から?現実から?
2023.3.20お金・設計・仕様
家づくりを具体的に進める際に
どんな風に考えて家づくりを進めていくかによって
結果が大きく変わってきます。
こんにちは。三協建設 堀内です。
夢だった、あこがれの間取りや、
これをつけたい!これを叶えたい!こんな家を建てたい!
こういった希望を付け加えていくことによって
家づくりを進めていくと、
確実に総予算が大きく膨らんでしまうことになります。
そして、そのしわ寄せは
住宅ローンにのしかかることになり、
家を建てた後の暮らしから、
ゆとりを奪い去ってしまうことになってしまいます。
一方で、先に全体予算を決めて、
その予算の範囲内で、土地や家などに
一体どれくらいの予算をとることが出来るのか?を、
配分していくという引き算の考え方ですすめる家づくりもあります。
きわめて現実的な視点でのアプローチですね。
この場合、先程とは全く逆のアプローチでの家づくりの考え方なので
もしかしたら、家づくりにかけられる予算が
減ってしまう可能性が高くなります。
結果、土地や家に対してかけられる予算も、
圧縮されることになってしまいます。
さて、あなたは一体どちらの家づくりの進め方が
自分に合っているとお考えになりますか?
弊社では、すべての方に対して、
後者の進め方でお伝えさせていただくようにしています。
「現実的なんですね」と言われることもあります。
きっと、他の住宅会社さんはもっとワクワクする内容
たとえば、夢の〇〇コーナーや、あこがれの〇〇部屋、
〇〇もできる!〇〇も付けられる!・・・といったことから
あなたにお話しをされるでしょうから
私の話は、もしかしたら
現実的すぎると感じられるのかもしれません。
付け加えていく家づくりだと、
妥協できない、叶えたい希望と、
現実の予算の間で、身動きがとれなくなってしまうこともあるでしょう。
建てたいと思う希望のエリアの土地の相場では、
思い描くような家が建てられないということもあるかもしれません。
あるいは、土地も家も妥協出来なかった場合には、
オーバーした予算が住宅ローンにのしかかってくることになってしまいます。
つまり、家を建てた後の暮らしに
大きく響いてくることになってしまうのです。
家というのは、そこに暮らす人が
【生涯にわたって幸せに暮らす】ための
手段だと思います。
【素敵な家を建てること】が目的にすり替わってしまわないように
たとえ「現実的だ」と言われても
家づくりで一番大切な「お金」のことを
まず最初にお話しさせていただいています。
さて、あなたは、夢から?現実から?
どちらから家づくりを進めていきますか?
では、また。