理想の土地が見つからず家づくりが進まない
2023.3.17お金・設計・仕様
「土地を買って、家づくりをしたいと考えているけれど、
思うような土地がなくて、なかなか家づくりが進まない・・・」
こんな風に思われている方も多いのではないでしょうか?
こんにちは。三協建設 堀内です。
思うような土地が見つからない・・と思いながらも
家を建てるのはまだ先だし、急いでいるわけでもないから・・と、
そのままなんとなく土地探しに時間を費やしている方も
もしかしたら多いのかもしれませんね。
家づくりの時期として「お子さんの小学校入学までに」と
考えていらっしゃる方が多いです。
しかし、気にしなくてはいけないのは、
家を建てる時期(=住宅ローンを借りる時期)ではなく、
住宅ローンを返済し終わる時期(=何歳で完済できるのか?)です。
※詳しくはこちらのブログで。
「土地を買って家を建てたい」とお考えの場合、
この辺りに住みたいという、ご希望のエリアや、
こんな家に住みたいという、理想の家などの
ぼんやりとしたイメージをお持ちの方が多いと思います。
叶えたい希望があるけれど、
予算との折り合いがつかないから
なかなか前に進めない・・・。
もっと探したら、掘り出し物の土地が
出てくるんじゃないだろうか。
もっと探したら、予算の中で希望を全て叶えてくれる
住宅会社が見つかるんじゃないだろうか。
そんな風に堂々巡りを繰り返して、
疲れてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
でも「家を建てるか、建てないか?」で迷われているのではなく、
「土地を買って家を建てたい」という部分が決まっているのでしたら
なんとなく・・で土地を探して、時間だけが過ぎていってしまうのは
とても【もったいないこと】だと思います。
今すぐに建てるわけではないから・・・と、
『時間』はたっぷりあるような気がしますよね。
しかし、時間もお金と同じく、限りがあります。
ただなんとなく、土地を探している時間というのは、
もしかしたら、あなたの限りある時間を
ムダに使ってしまっているともいえるかもしれません。
それは、例えば
小さなお子さんとゆっくりとお出かけする時間だったり。
夫婦二人だけでゆっくりと趣味を楽しむ時間だったり。
スキルアップのために新しいことをじっくりと学ぶ時間だったり。
そういったことのために使える時間だったかもしれません。
また、仮に1500万円の予算で土地を探していたとします。
なかなか見つからず、3年後に1500万円の土地を買ったとします。
「よかった~!時間をかけて探した甲斐があった!」
・・・と思われるかもしれません。
しかし、ここで忘れてはいけないことがあります。
それは、この3年間の間にも、家賃を払い続けていたという事実です。
8万円の家賃であれば3年間で288万円支払っていることになります。
それは、つまり3年前の時点で1788万円の土地を買っていたことと
同じことになるという事実は意外にも見過ごしがちです。
時間は目には見えませんし、どんどんと流れていってしまうので
なんとなく・・で進めていると、気づかないうちに、
大切な時間を無駄につかってしまうことになるのです。
「土地を買って、家づくりをしたいと考えているけれど、
思うような土地がなくて、なかなか家づくりが進まない・・・」
この場合に、この家づくりを進めていくための方法はたった一つです。
それは【家計設計と引き算による住宅資金計画を行うこと】です。
せっかく家を建てるのなら、叶えたいたくさんの希望があると思います。
しかし、どれだけたくさんの土地を見ても
不安がつきまとって、決断することができません。
それは、決断するための判断材料を持っていないからです。
まずは、あなたと家族のこれから先の将来の家計を見える化し、
あなたが生涯に使ってもよい住宅予算を本気で算出します。
これは、これ以上は使ってはいけない住宅予算でもあります。
そのラインを明確にした上で、
引っ越しまでに必要なすべてのお金を引き算していき、
残ったお金が、土地と建物の予算になります。
いくらまでの土地を探さなくてはいけないのか。
その土地に建てる家はいくらまでの要望が叶えられるのか。
どうしても譲れない条件がある場合は
予算内で家づくりをするために、他の何を妥協するのか。
その根拠も、全て理解することで
一つ一つ前に進んでいくことができるのではないかと思います。
あなたの限りある大切な時間をムダに使わないためにも、
まずは【家計設計と引き算による住宅資金計画】
を、実施するところから始めてみてくださいね。
では、また。