造作家具?置き家具?
2023.1.13お金・設計・仕様
収納としては壁面を最大限に活用し
出来るだけ棚を設置することをオススメしているのですが、
一方でリビングダイニングキッチンには、
つくりつけの棚やテーブルなどの設置は
できるだけ避けた方がよいと思います。
理由は3つ。
1つは棚やカウンターをつくることで
空間に凸凹が出来てしまうこと。
2つ目は、つくりつけたものより
置き家具の方がデザインが洗練されていること。
そして3つ目が、
固定してしまうと簡単に模様替えも出来ないこと。
こんにちは。シンプルノート熱田/一宮スタジオ 堀内です。
キッチン前につくる食卓代わりのカウンターや、
ダイニング近辺につくるスタディカウンターや、
リビングにつくる固定のテレビボードなど、
家具をつくりつけると、後々いらなくなった時
どうしても邪魔だからと壊すことになった場合、
それなりにコストと手間がかかってしまいます。
テレビがブラウン管から薄型になったように、
またパソコンがデスクトップからノートになり、
あるいはタブレットやスマホで代替されているように、
製品は刻一刻と進化していっているがゆえ、
いっときの流行に合わせてつくった固定の棚は、
時の経過とともに使う必要がなくなり、
ただの物置へと化してしまいます。
利用用途がなくなった後も、
ずっと存在し続ける以上、
物置として使うしかないからです。
ダイニングやリビングなどにつくった棚は、
パッと物が置けてしまうので、
わざわざ収納の中に片付けに行くよりも便利ですしね。
その点、置き家具なら
いらなくなれば移動させればいいし、
インテリアを変えることが出来れば、
その時の気分に合わせて
空間のイメージを変えることだって出来ますからね。
確かに、気に入ったデザインのものを買おうと思うと、
いささか値段が高く一瞬怯んでしまうかもしれません。
ですが、個人的にはその費用を惜しまず
自分たちが納得のいく気に入ったデザインのものを
買ってもらいたいと思っています。
理由は簡単。気に入ったもの、
そして少しばかり値段が高いものは、
ずっと愛着を持って大事に扱いたいと
思う可能性が高いからです。
なので、家を建てる時には
✔︎つくりつけの家具は極力つけないこと。
✔︎気に入った家具が買えるように、
家具の予算をとっておくこと。
この2つに気を付けていただければと思います。
では、また。